gmailfsは、Gmailをファイルシステムとして見せる仕組み。~ encfsは、ファイルシステムレベルでの暗号化の仕組み。~ これらを組み合わせて使用してみる。 ネットワークバックアップといっても、インターネットを介したバックアップだ。~ Gmailなどの、無料で大容量のストレージを利用する。~ 通常のLAN上のネットワークマシンのようには行かないので、暗号化や自動化の方法を考える。 #contents *パッケージのインストール [#x713cd9e] # apt-get install gmailfs encfs *初期設定 [#w9f3a527] 設定ファイルに、Gmailのアカウント情報を記述する。 # vi /etc/gmailfs/gmailfs.conf パッケージのインストールだけでは、デバイスファイルが作成されなかった。モジュールが組み込まれていないのがいけないようだ。~ さらに、起動時にモジュールが読み込まれるようにする。 # modprobe fuse # echo fuse >> /etc/modules *概要 [#b1b2aa47] 基本的には、暗号化済みのファイルをサーバに置くことにする。サーバに置く手段は、ストレージとして使用するところによって変える。 *gmailfs [#w424cbdc] *パッケージのインストール [#x713cd9e] 暗号化は、encfs経由で行う。暗号化自体をファイルシステムに隠し、扱いやすくする。 # apt-get install encfs *encfs [#me1b3327] マウントは以下のコマンドで行う。初回マウント時は、暗号化に必要な情報を聞いてくる。 # encfs <暗号化したファイルを置くディレクトリ> <暗号化したいファイルを置くディレクトリ> *注意点 [#r84df9ee] -全体 --Gmailのひとつのメールのサイズの制限は10Mらしいが、gmailfs+encfsには指定サイズで分割する仕組みはない。このため、一つのファイルが大きくならない運用とする必要がある。 -encfs --暗号化後のファイルサイズは、元のサイズより1.5%程度大きくなる。 -gmailfs --Gmail上の使用サイズは、元のファイルサイズより33%程度大きくなる((Base64にエンコードして送るので、当たり前ではある。))。 -encfsの暗号化後のファイルサイズは、元のサイズより1.5%程度大きくなる。 *参考 [#q9aaf8b0] http://www.hop-penchan.org/yogawa/tool/encfs/encfs-man-j.html~ http://hop-penchan.plala.jp/xmldesign/encfs/index.xml~