iSCSIとは、TCP/IPでデータのやり取りを行う仕組みだ。~ ここでは、Windowsをイニシエータ(iSCSIを使う側)、Linuxをターゲット(iSCSIのドライブ)として使うことを目標とする。 #contents *ターゲットの準備 [#d575fcdc] **インストール(lenny) [#j102ef97] lennyでは、標準でiSCSIターゲットとして使用できる。モジュールは、環境に合わせて変更すること。 # apt-get install iscsitarget iscsitarget-modules-2.6-amd64 **インストール(squeeze) [#y7ea57d5] squeezeでは、バイナリでのモジュールが提供されていない。専用のソース((ちなみに、DKMSとは、Dynamic Kernel Module Supportの略だ。))をインストールすると、裏でコンパイルして使えるようになる。運用上はソースであることを意識する必要はない。 # apt-get install iscsitarget iscsitarget-dkms **設定 [#r7119469] 設定ファイルにLunを指定する。コメントアウトしてある部分があるので、その近くに追加。ファイルは前もって作成しておく。 -/etc/ietd.conf (追加) -/etc/iet/ietd.conf (追加) IncomingUser username password OutgoingUser username password Lun 0 Path=/opt/iSCSIdev,Type=fileio Targetの次のiqnで始まる文字列も適切に変更した方がよい。 設定が済んだら、iSCSIを有効にする。 -/etc/default/iscsitarget (変更) ISCSITARGET_ENABLE=true *イニシエータの準備 [#i063cfb9] **インストール [#m336bfc4] Microsoftが公開しているものを使用する。~ http://www.microsoft.com/windowsserver2003/technologies/storage/iscsi/default.mspx **設定 [#uc5c492a] コントロールパネルから「iSCSI Initiator」を選び、「Discovery」タブの「Target Portals」にインストール済みのターゲットのIPアドレスなどを入力する。ポート番号はデフォルトの3260でよい。~ 次に、「Targets」タブの「Log On...」ボタンで接続して完了。~ あとは、普通にHDDを増設したときと同じ手順となる。~ *参考 [#b7ea339c] http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/tokusyuu/16iscsi/iscsi01.html~ http://iscsitarget.sourceforge.net/~ http://takaki-web.media-as.org/blog/archive/2007/07/01/iscsitarget~ http://d.hatena.ne.jp/kno2502/20070622/1182495094~