#contents *ほかのローカルネットワークのマシン経由でインターネットへメールを送る [#ea95fb9d] 以下のコマンドで、exim4の設定を行う。 # dpkg-reconfigure exim4-config それぞれの質問には次のように答える。 -「設定を小さなファイルに分割しますか?」には、「<いいえ>」を選択する。 -「メール設定の一般的なタイプ:」には、「スマートホストでメール送信; SMTP または fetchmail で受信する」を選択する。 -「システムメール名:」には、最終的に送るメールのFromのドメイン部分を記入する。実在しないドメイン名だと届かない場合がある。 -「入力側 SMTP 接続をリスンする IP アドレス:」には、「127.0.0.1」を記入する。 -「メールを受け取るその他の宛先:」には、「システムメール名:」のところで記入したのと同一にする。 -「メールをリレーするマシン:」は、空にする。 -「送出スマートホストの IP アドレスまたはホスト名:」には、経由するローカルネットワーク上のマシンの名前を記入する。 -「送出するメールでローカルメール名を隠しますか?」には、「<いいえ>」を選択する。 -「DNS クエリの数を最小限に留めますか (ダイヤルオンデマンド)?」には、「<いいえ>」を選択する。 -「ローカルメールの配送方式:」には、「ホームディレクトリ内の Maildir 形式」を選択する。 設定後、テストメールを送信して確認する。 > mail hoge@example.jp *一括で転送設定 [#x54676ed] LDAPで認証するときなどでユーザを自動追加する場合、メール転送も自動設定したいことがある。LDAPの情報を元に転送することも出来るが、ログイン名からメールアドレスが分かる場合は、もっと簡単なやり方がある。 以下の設定を追加する。 simpleforward: driver = redirect check_local_user data = ${quote_local_part:$local_part}@example.com -Debianの場合 ++"/exim4/conf.d/router/"配下に"610_exim4-config_simpleforward"を作成し、上記内容を設定 ++設定反映 # update-exim4.conf.template -r ++サービス再起動 # service exim4 restart