玄箱/PRO(KURO-BOX/PRO)をいじってみる。
日本時間の2009/2/15にDebianの最新版(5.0 lenny)がリリースされたので、それをインストールする。
lennyから、玄箱に対応したらしいので、今までに比べればインストールしやすいようだ。
基本的に、miy's 雑記帳さんの通りに行えばよい。
注意するのは、ext2をext3に書き換えるところだ。頭の方だけ置換すること。それ以外の、最終行あたりを変更すると起動しなくなる*1。
後は、特に迷うところはない。
インストールの言語に日本語は選べないが、今までDebianをインストールしたことがあれば、手順は同じなので問題ない。
インストールが終わって、再起動すれば、後は使い慣れたDebianになっている。
lennyからは、rsyslogが標準になっている。
いままでのsyslogに比べて、機能はよくなっているのだが、常駐サイズが大きすぎる。
メモリが少ない環境では厳しいので、syslogに入れ替える。
# apt-get install sysklogd
これで、以下のようにサイズが減った。
VSZ RSS COMMAND 27384 1268 /usr/sbin/rsyslogd -c3 ↓ 1564 452 /sbin/klogd -x 1640 624 /sbin/syslogd
Debian化しても、ハードウェアの監視などは行ってくれるが、LEDやBEEPを制御することはできない。
初期状態で使用できるmiconaplの互換コマンドを作成された方がいらっしゃるので、それを利用する。
http://www.mztn.org/kpro_memo/kpro_micon.html
これで、LEDやBEEPを自由にコントロールできる。また、ハードウェア情報の取得もできる。
せっかくハードウェアの状態が取得できるので、履歴をとってみる。
RRDtoolでグラフ化するとして、表示にApacheの様な重量アプリケーションを使うのはもったいない。
ここでは、inetdから起動する、micro-httpdを使用する。
# apt-get install micro-httpd
軽量だけあって、設定ファイルなんてものはないみたい。唯一、inetd.confに指定する、ルートディレクトリの指定のみ。