iSCSIとは、TCP/IPでデータのやり取りを行う仕組みだ。
ここでは、Windowsをイニシエータ(iSCSIを使う側)、Linuxをターゲット(iSCSIのドライブ)として使うことを目標とする。
lennyでは、標準でiSCSIターゲットとして使用できる。モジュールは、環境に合わせて変更すること。
# apt-get install iscsitarget iscsitarget-modules-2.6-amd64
squeezeでは、バイナリでのモジュールが提供されていない。専用のソース*1をインストールすると、裏でコンパイルして使えるようになる。運用上はソースであることを意識する必要はない。
# apt-get install iscsitarget iscsitarget-dkms
設定ファイルにLunを指定する。コメントアウトしてある部分があるので、その近くに追加。ファイルは前もって作成しておく。
IncomingUser username password OutgoingUser username password Lun 0 Path=/opt/iSCSIdev,Type=fileioTargetの次のiqnで始まる文字列も適切に変更した方がよい。
設定が済んだら、iSCSIを有効にする。
ISCSITARGET_ENABLE=true
Microsoftが公開しているものを使用する。
http://www.microsoft.com/windowsserver2003/technologies/storage/iscsi/default.mspx
コントロールパネルから「iSCSI Initiator」を選び、「Discovery」タブの「Target Portals」にインストール済みのターゲットのIPアドレスなどを入力する。ポート番号はデフォルトの3260でよい。
次に、「Targets」タブの「Log On...」ボタンで接続して完了。
あとは、普通にHDDを増設したときと同じ手順となる。
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/tokusyuu/16iscsi/iscsi01.html
http://iscsitarget.sourceforge.net/
http://takaki-web.media-as.org/blog/archive/2007/07/01/iscsitarget
http://d.hatena.ne.jp/kno2502/20070622/1182495094